ITやICTなど情報通信技術の革新は、あらゆる分野において、さまざまなサービスを可能にしています。

まずは医療分野です。
医療資源が乏しい離島では、通院が困難な高齢者らの受診に、オンライン診療が活用されています。
通信機器や医療機器を持参した看護師を患者宅に派遣し、心拍や体温などのバイタルサインをリアルタイムで確認しながら、医師が院内から診察します。
このオンライン診療が、全国どこでも使用できるシステムとなれば、患者にとって負担が減るうえ、治療の選択の幅が広がることが期待されます。

さらに、教育分野においては、不登校向けの学習支援で広がりを見せています。
例えば、ある自治体では、個人学習のためのサービスを行い始めました。
このサービスは、不登校の児童生徒がIT学習教材を利用すれば、学校が出席扱いになるという国の通知を背景にしたものです。
不登校の生徒は、人工知能を搭載したクラウド型学習サービスを自宅のパソコンなどで受講します。
生徒の理解度に応じて問題が出題されたり、必要な学習項目を見つけ出してくれたりと、生徒に見合った学習を受講することが可能になります。

他にも、介護分野や婚活サービスにも活用されるなど、IT業界のエンジニアが開発した技術革新は、現代の生活をより良いものにしてくれています。
その革新を生み出しているエンジニアという仕事は、とてもやりがいのある仕事ではないでしょうか。
これからもエンジニアとして働く人たちが、やりがいを持ちながら仕事に向き合う姿勢が望まれます。